署名と記名ってどう違うの?
「署名」とは、自筆のサインのことです。また「記名」とは、印字されているもの、例えばワープロやゴム印で氏名を記したもののことをいいます。
日本においては契約書に代表取締役等が「署名」することはあまりなく、「記名+押印」で済ませることも多いです。ただし、「署名」の方が「記名」に比べて本人が作成したという信憑性は高く、自筆のサインをすることで契約締結の自覚を促す効果も考えられるため、契約の相手方が個人の場合には「署名」を求めることも考えられます。なお、法律上「私文書は、本人又はその代理人の署名又は押印があるときは、真正に成立したものと推定する」との規定(民事訴訟法228条4項)があるため、署名と押印は重要です。
署名=「自筆サイン」、記名=「氏名をワープロ等で印字したもの」のことです。
2016/10/25執筆