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契約書基礎知識

必ず代表取締役がサインするの?

会社が当事者となっている場合には、契約書にサインをする人が会社を代表して契約を締結する権限を有していることが必要です。法律により、会社の代表取締役には会社を代表する権限が与えられているため、多くの場合は代表取締役にサインをしてもらうのが安全でしょう。
(サインについては「署名と記名ってどう違うの?」「押印は実印?認印でもいいの?」もあわせてご覧ください)

もっとも、部長や課長といった会社の使用人も会社から権限を与えられている場合には、契約を締結することができます。ただし、通常会社外部の人間からは誰にこのような権限が与えられているのか知ることはできません。そのため、普段あまり取引がない会社の部長や課長にサインをしてもらうような場合には、内部の権限規程を確認させてもらう等して、その人が契約締結の権限を有しているか確認をした方が良いと思われます。

会社が当事者となっている契約の場合は、代表取締役にサインしてもらうのが良いでしょう。その他の人がサインをする場合には、その人に契約締結の権限があるか確認すると安全ですね!
2016/10/19執筆
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