当事者の記載は必ず「甲」「乙」?
契約書では、当事者の一方を「甲」、他方を「乙」と表記することが多くみられます。この点については、特に決まりがあるわけではなく、自由に表示することができます。例えば、「AZX株式会社」であれば「AZX」と表記したり、「委任者」「ライセンサー」のように一見してどちらの立場なのかがわかるような形で表記することもできます。このような表記方法は、「甲」と「乙」を取り違えて記載するというミスを防ぐのに効果的です。
自分の会社は「甲」「乙」どちらで表記したらいいの?
「甲」と「乙」のどちらでも表記をすることができます。ただし、「乙」と表記されることを不快に思う相手方がいる可能性もあるため、へりくだった立場にいる場合などには自分の会社を「乙」と表記しておくのが無難かもしれません。
当事者の表記は自由に行うことができます。当事者間の記載を取り違えて記載しないように注意しましょう。
2016/10/18執筆